サンタのブログは渋滞中

想いと勢いだけで綴るため文脈が渋滞しがちなワイのブログです

メトロック2019大阪 初日フェスレポ

三度目のメトロック大阪

僕は2017年から三年連続でメトロック大阪のどちらか1日に参加している。初めて来たフェスであり思い入れもひとしおである。僕の回ったタイムテーブルの順で各アーティストのライブについて書いて行くので、その時間帯のテンションや疲労度などを想像してもらえれば幸いである。


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目覚ましのファンファーレ

オープニングはsumikaのliveでキュウソのセイヤさんが言っていたようにとても爽やかに始まりを告げた。リハを含めるとこの日の一曲目はふっかつのじゅもんであり、寝惚けた頭からメトロックという空間に一気に引き込むのだ。最後のフィクションにはもうsumikaのliveが終わってしまう悲しみと非現実の始まりの楽しみが混在していた。

 

平成の窮地からのアゲイン

バニラズが見たい気持ちは皆同じで見渡す限りの人がGREEN HILLへ移動していた。そのせいかリハもなかったようで、あっという間の6曲、30分だった。一方で、その厳選された6曲はバニラズ入門と言われるほどフェスに合ったバランスのとれたセトリだと感じる。代表曲平成ペインに始まりNo.999に終わる、文句の付け所のないセトリだった。セイヤと進太郎も楽しそうでよかった。

 

ギリ昭和からのイマ令和

そのままダッシュでBAY FIELDへ。らーゆ君からの宿題で予習をし、楽しみにしていたキュウソのlive、セイヤさんのMCである。知らない曲も比較的多かったが、キャッチーでコミカルな曲ばかりで楽しめた。前日のliveによりいつものトップバッターを断ったらBAYの二番目にされた話が最高だった。いつかは夕方に出たいらしいのでがんばってほしい!(一度目のメトロックでもキュウソがトップバッターであり、寝坊で全く見てなかった笑)

 

ここまでの三組は待ち時間がほとんどなかったこともあり、本当に一瞬なように感じた。

昼飯として食べたステーキ丼はまさしくフェス飯という感じでとても旨かった。

 

日本一平和なロックバンド

腹ごしらえも済みGREEN HILLへ行くと打首獄門同好会がリハをしていた。メトロックに3時のおやつを届けに来たと言う彼らは、おどるポンポコリンを演奏しうまい棒を配り始めたのだった。昼飯を食ったばかりの僕らは全く食いたくなかったが、後ろから見ていた僕らの直前までうまい棒が行き渡り、一人一本と言う宣言されたルールをみんな守っているようだった。(二本もいらなかっただけかもしれない)本番が始まると曲ごとにモチーフとなる映像が流れるモニターとその雰囲気とは似つかないバチバチの演奏を楽しむことができた。キュウソといい打首といい歌詞のユニークさに隠れているが、演奏がくそカッコいいのだ。ただ、シャキッとコーンの歌のときにボソッと聞こえた、「いや、ノリにくいわ」と言う一言には激しく同意した。

 

青く熱い男達

しばし休憩し、GREEN HILLのピクニックエリアへ。こんなに遠くから観るのは三度目にして初めてだった。少しずつ盛り上がっていく地面により後ろからでもステージがよく見えることに感動した。しかし、そんなに遠くからでも熱量が伝わってくるのがお馴染みBLUE ENCOUNTだ。このGREEN HILLで二年前に泥々にされたのも今ではいい思い出となった。今年は後ろから見ていたことで俯瞰から見て、客と演者がぶつかって一体となっているのが印象的だった。万人を熱くするサムライブルーの魂がこもった演奏だった。前の打首と比較するとレスポンスの統一感が顕著に違って面白かった。やはり田邊のMCは熱く、心に響いていた。

 

スピード感と砂埃と圧倒的回転数

さて、台風の目04 Limited Sazabysである。今回観た中では、キュウソ、フォーリミ、四星球は初めてだったのだが、同行者からあんまり前に行きすぎるとやられるとの忠告を受けており、おそるおそる前の方に進んで行った。最終的にセキュリティメンが監視する高台の横で、障害物なく楽しめるわりといい位置にくることができた。liveが始まると、速いドラムにGENの高音がのった好きなテンポの曲が続き、キュウソとは違った形で知らない曲を楽しむことができた。のっけからサビの短い曲が多く、ラン&ガンを感じた。後から驚いたことに本番だけで13曲もの曲を演奏していたそうだ。驚いたのはそれだけでなく、裸足であったり足元が砂まみれになった人が前方から避難してきたり、連行されてきたりするのだ。それ自体は見覚えがあるのだが如何せん数が多くて吃驚した。(気付けば同行者は前方に消えていた)またMCが面白く監視の高台を見て、プリズンブレイクの話をしていた。ドラマの中では恒例で、真っ先にGENさんのような人がレイプされるのだそう笑。

 

記事の長さからも分かるように今年はここ三組が特に印象に残っており、フォーリミはlive後特にはまっている。トリへ向けての盛り上がり、昼過ぎから夕方の層の厚さがメトロックの好きな所だなと思った。各種対応や、運営も凄く頑張っており、求められるのは客の品位だと思われる。

 

最強のコミックバンド

「日本一泣けるコミックバンド」こと四星球はCDJでカウントダウンの所担っていたなということが何故か印象に残っており、少し気になっていたバンドだった。live前の僕のようなあまり四星球を知らない人に説明すると、金爆よりは岡崎体育のようなパフォーマンスをするバンドだった。僕達はメトロックお馴染みSHARPのSを勝ち取るためにウォールオブデスを仕切った。四星球を知らぬ間に終わっていくメトロックじゃなくてよかった‥かな笑?

 

僕とメトロックとBKW

冒頭にも述べたが、僕は三年連続でメトロック大阪のどちらか1日に参戦している。縁あって三年連続でオーラルの出る日に来ているのだ。そんなこともありワンマンには行ったことがなく、フェスのみで5回目となるTHE ORAL CIGARETTESなのだが、見る度にその印象が変わる。初めて見た2017年はとにかくクールな孤高のロックバンドという印象だった。二度目の2018年は明るく楽しい親しみやすいバンドという印象でReIの曲のイメージが強かった。それに対し今年は何をしでかすか分からない怖さを感じた。曲のイメージとしてはPSYCHOPATHで、やまたくは三年A組の菅田将暉のような印象を受けた。恒例の4本手打ちからの一曲目「嫌い」、ヤバめの宗教かと思いつつセトリが進んでいく。MCでは5年目のメトロックにして初のトリを務めることになった興奮と感謝をやまたくが語っていた。トリということもあり、これまでのオーラルのliveの中で一番激しくなかったように思う。そのため、演者が良く見えたし、やまたく以外の動きがよく見えるliveだった。バンドとして、一つ別の次元にいった風に感じた。

 

アンコールのラストはメトロックで初めて聞くMr.ファントムだった。Mr.ファントムという曲は初期の鉄板曲であったが、最近ではここぞという時にしか聞けないイメージがある。BKWの礎はこの曲であり、これからも彼らの切り札としてあり続けるのだろう。ただ、どのフェスのトリに選出されたとしてもそれを番狂わせだと思う人はほとんどいないはずだ。

 

あとがき

三年目ということもあり乗り換え間違えることも電車が遅れることもなくスムーズに帰れた。同行者のらーゆ君と食うラーメンも旨かったし一日とても楽しかった。また、似たバンドが好きな人とliveに行ってみたいと思う。