サンタのブログは渋滞中

想いと勢いだけで綴るため文脈が渋滞しがちなワイのブログです

三歩先の人生の岐路に立って

まえがき

お久しぶりです。去年の今頃は台風と野外ライブの天気でハラハラドキドキしていたような気がしますが、今年の上半期はそれどころではないぐらいに波乱に富んだものとなってしまいましたね。フォロワーの皆さんとしてはライブが中止になったショックも大きいかと思います。またオリンピックが延期となり、手のひらを返したような不景気となった中で僕は就職活動をしていました。鬱であったり生活習慣の乱れであったりを感じながら自分の仕事と将来について模索していました。その中である曲について思いを馳せることが多々あったのでそんなことについて書いていこうと思います。

 

三年前の自分と忘れられない衝撃

2017年12月8日,とあるイベントがあり僕は大阪の桜島に来ていた。アニメがきっかけで好きになったバンドのライブが行われるのだ。放送が終了してからそのアニメを見だした僕は、そのアニメだけではなくOPそしてEDの曲にまでドハマりした。満喫で単行本を読んだうえで、その単行本を買いそろえた。OP曲を歌っているバンドは国民的人気バンドで、ED曲を歌っているバンドは独特なパフォーマンスが話題だった。僕はそのED曲を歌っているバンドに惹かれていた。そしてYouTubeでそのバンドの曲を探した。不思議なことにもう一つのバンドはMVがフルで聞けるのに対し、そのバンドは1番までしか聞けなかった。その代わりにLIVE映像を見ることができて、僕は衝撃を受けた。日比谷野外音楽堂というところで、画面越しにも伝わる熱狂があたりを包んでいた。誰よりも熱狂しているのは演者の三人だった。イントロから動き回るベース、カウントの時にしか顔が見えないドラム、カラオケで見るのとは別人にしか見えないボーカル。「この熱狂に自分も包まれてみたい」、そう思っていたバンドのライブに行くのである。

 

そのLIVEツアーの名前は「One roll, One romance」シングル曲のタイトルを捩ったツアーだった。そのシングルはとても軽快な曲で、このバンドをさらに有名にするのだと思っていた。(全然そんなことはなかった)初めてそのバンドのライブに参戦するにあたり、僕は緊張していた。調べたところでは、このバンドはコールアンドレスポンスなどは一切なく、一部の曲での手拍子があったりするが基本自由に楽しめとのことだ。「最近はファンの質が落ちた」との書き込みもあり、あの熱狂を自分が阻害してしまうのではないかという不安もあった。

 

ありったけのグッズを買い、下見していたZeep Osaka Baysideのロッカーにすべて詰め込んだ。12月の海沿いの夕方で薄着は堪えたが、身体は熱くなりたがっていた。19時を少し過ぎたころ、ライブハウス内は暗転し、歓声が巻き起こった。絵の具(当時は知らない)という0曲目から演者が登場し、1曲目はYouTubeで見ていた「サンポサキマイライフ」という曲だった。イントロの開始とともに不安はどこかへ消し飛び、画面越しに見ていた熱狂にただただ飲み込まれていった。この曲は自分にとって特別な曲になった。

 

三歩先の人生の岐路に立って

ビズリーチ、キャリトレなどといった転職に関するCMもよく目にするようになった近年では最初の就職、所謂「新卒カード」というのは三歩先の人生の道しるべぐらいに捉えてもいいのではないかと考えている。働いてみないと実際のところはわからないと思うし、どうしたって”半透明な”ままに準備するしかないように思える。企業の情報はメディアを通して知ることができるが、実際に働いている人に話を聞くと”三分間”でイメージが一転してしまうこともある。どうせなら自分や企業の全てを分析してみたいと考えるが、一番大事なのは”単純”で、他人からすれば”くだらない”ことだったりする。そんな譲れない部分がありつつも、内定は欲しいし、面接では”スマートに”受け答えしたいという”欲望と現実”が頭の中で飛び交う。サンポサキマイライフという曲はそんな就活を表しているのではないかと思いながらこの曲を聴いていた。

 

僕が特に好きなのが

”何十億も用意される 「絶景かな」のあみだくじ

どれにしようかな、いや、 

この時点ではどれだっていいでしょ” 

という歌詞だ。

”どれだっていい”とはなんとも無責任だが、希望もあって、どの道をえらんだとしても”絶景”にたどり着く道がどこかでつながっているのだという。禿げそうなほど思いつめる日々もあったけれど、曲の歌詞と、周りの人の優しさに助けられ、何とか持ちこたえることができた。

ご縁があり、思い入れのあった企業の一つから内定をいただくことができた。母親からはその気持ちを忘れずに仕事をしてくださいとのメッセージが届いた。あのベーシストは”この感情は消さないで”とオカンの心情まで歌詞にしている。

 

就活はとてもしんどかったが、本当につらいのはこれからなのかもしれない。それでも”この世の不条理に ぎゃふんと言わせる”日まで、初心を忘れず頑張っていこうと思う。

 

あとがき

サンポサキマイライフは一時期流行ったユニゾントーナメントなるもので、僕の中で一位に輝いた曲でした。就活をする中で、これって就活の曲なのかと思うほど、Or,Orのこいつの音源に救われてきました。もちろん僕はこの曲に投票したのですが、くしくもランク外だったので、”そんな不条理に ぎゃふんと言わせる”べく、初心を思い出して書いたのがこのブログでした。今後は小生並みの更新頻度でブログを書いていければいいなあと思います。なにはともかくいよいよ明日に迫った配信ライブという絶景を目指して頑張ってきた部分もあるので、存分に楽しみましょー!!